●第1回「人体構造美術解析画法講座」アフターレポート

4月28日(日)に武蔵野市民会館にて行われました、人体構造美術解析画法講座の模様です。

講義の様子
->写真


午後1時30分〜4時30分
 最初に、講座企画運営担当の高見から、簡単な企画の説明と講師の紹介が有った。

その後、今回の講師(モデル)のyuさんにバトンタッチしました。

 Yuさんは、自身の体を使い説明し、触らせ、質問を聴きこたえての講義を展開しました。(詳細は、yuさんのレポートを参照下さい)

文責・高見政良(企画・運営担当)

<目的>
・全身を構成する各関節の可動域・運動方向を知る
・関節の構造に興味を持つ

<アプローチ>
骨格模型とモデル(=講師 以下同義)の動きを観察し、また実際に触れることで理解を深める

<講座概要>
・骨格模型を用いて各関節構造の説明
受講生が「関節は部位によって構造に大きく違いがある」という点を理解できるよう講義を展開した。
<アプローチ>に記載したとおり、骨格模型とモデル、参加者自身の身体で関節の位置と構造を実際に触れながら説明をした。
骨格模型と同じ関節が受講者自身の内部にもあるという事に受講者の意識を向け、講座終了後でも受講者が当講義を思い出し、受講者自身の身体に触れながら実際のアニメーション作成に活かせるアプローチを習得してもらった。
20名ほど居た受講者の、それぞれの身体を観察して正常と逸脱している関節構造(肘や膝の過伸展など)の確認も行えた。

・モデルのスケッチ(10分×4回)
ポージングに関して、解剖学的正位から始まり、徐々に関節に動きのあるポーズに移行させた。
スケッチにあたりモデルと骨格模型を並べることで、骨格を見つつ関節の位置を想像しながらスケッチできるよう工夫をした。更に、モデルをスケッチした上で、関節や骨格を描き入れてもらうことで、表面的にも内面的にも関節についての理解を深めてもらった。

<感想・その他>
積極的な質問が多く活気のある初回となった。
時間的制約や回答の精度を考慮し、今後は受講生が講義前に感じた疑問については事前にEメールで受け付ける形にし、講義内で詳細に説明できるようにした。
次回は上半身に特化した説明となるため、事前学習として関節と関節を取り巻く筋肉について予習してきてもらうよう伝えた。

美術モデル/理学療法士yu


参加者の内訳;無料正会員10名、賛助会員3名、一般5名