「パース・レイアウト講座:実践編−芦野芳晴」(第7回)開催のお知らせ


 この講座はJAniCAが平成22年〜25年に文化庁より受託した「若手アニメーター等人材育成事業」内にて開講し、好評を得た「レイアウト講座」が元になっています。

 講師の芦野芳晴さんは歴史講座で言うと、3点透視のパース・レンズの意識を実作業の上で追求する事を考えているタイプの監督でありアニメーターの方です。 平面的なアニメと違って、3点透視のパース・レンズを重視して画面で考えていく上でどういう事が起こるか、どのようになるはずかという事を解説して頂く講座になります。
 具体的には、受講者の方にいくつかの課題を出しラフレイアウトを描いてもらって、 それについて芦野さんがありがちな問題点や押さえるべきポイントを解説していくというワークショップ形式です。 「レイアウトではこう言うミスが起こりがちだけど、パースやレンズの知識を反映するとこのようになる」ーという内容で、 アニメーターの方にはより掴みやすい実践的な講座です。
 3点パースを厳密に考えると、アニメでは『パース的には正確ではないレイアウト』が多々見かける訳ですが、 知らずに間違っているのと知っていてあえて描くのとは大きな違いがあります。パースの正確さを追求した作品を作る時にはもちろん、 そこまで厳密でない作品を描くとしても、この点を学んでおく事は非常に意味があると思います。

 3点透視のパースを意識したレイアウトの実践的な知識を学びたい方、ぜひ御参加下さい!

 ただし、新型コロナウイルス感染症の警戒が必要とされている状況を鑑み、これまでの実施形態からの一部変更を予定しています。 『歴史編』『基礎編』『実践編』『応用編』については、ビデオ会議ツールZoom(ズーム)で受講いただきます。

『実践編』10/18(日)(Zoomによるネット講座)
『応用編』11/15(日)(Zoomによるネット講座)

開催日
2020年10月18日(日)
受付:13:15〜13:30
講義:13:30〜18:30(予定・途中休憩あり)

講師
芦野芳晴(監督・演出・アニメーター)

講座内容
10カット前後の絵コンテを元に受講者がそれぞれのレイアウトを描いて、講師の芦野さんが解説する形式。
(ワークショップ形式で芦野さんの添削の希望者は要Webカメラ)。

受講方法
ビデオ会議ツールZoom(ズーム)

ワークショップ形式で芦野さんの添削を希望される方は、
描いているレイアウトが写るようにWebカメラの準備が必要となります。
添削を希望されない場合は、Webカメラは不要です。

受講料
JAniCA有料会員(正、業界、準、賛助):1,000円
JAniCA無料正会員:2,000円
一般:3,000円

参加資格
(1)今年度の「歴史編」「基礎編」を受講された方
(2)JAniCA会員(正、無料正、業界、準、賛助会員)
(3)新人原画でレイアウトに関する疑問を感じている人
(4)上記以外のアニメーター(原画)の方
※(1)を除き、原画としての職務経験のある方に限定させていただきます。

募集人数
定員30名
※申込み多数の場合は、前項記載の順にて優先させいただきます。

申込方法
こちらの「登録フォーム」より申込みをお願いいたします。

担当者
笹木信作 (JAniCA理事) (postmaster@janica.jp)

(21/11/29追加)
「パース・レイアウト講座:実践編−芦野芳晴」(第7回)の「アフターレポート」はこちら