アニメーター実態調査 進捗報告

平成21年03月02日

 今回JAniCAで実施いたしました「実態調査」には、多くのアニメーター・演出の 皆さんから、728件ものご回答をいただきました。 日々の忙しい作業の中、「実態調査」にご協力いただきありがとうございました。

 2009年2月12日と13日の両日に渡り、 神奈川工科大学の小平研究室の 方々のご協力を得て、「実態調査」調査票のデータ入力を行いました。 用意した記入欄に留まらず、余白や別紙にまで多くのご意見が記載された調査票も多く見受けられために、 データ入力には時間を要しましたが、アニメーター・演出の多くの方々の生の声を捉えることができました。

 以後の作業としては、以下のように進めていきたいと考えております。 なお、調査結果につきましては、近日中にその概要を公表することを予定しております。

 (1)作品名や会社名などの固有名詞のマスク処理、表記揺らぎの補正
 (2)他団体とも協調しながら、学識経験者等による調査結果の各種分析
 (3)その結果をアニメーター・演出家の環境改善に役立てる

 また、前後しておりますがデータ入力に際しては、桶田弁護士の指示の下、 特に以下の点に留意いたしましたことを付記させていただきます。

 (1)調査票が直接の業界関係者の目に触れないこと
    調査票は無記名方式ですが、なおも回答内容から個人を推定することが
    可能な場合があるために、同業者が調査票を直接閲覧する機会を排除し
    回答者の心情的な保護に努めました。
 (2)データ流出の可能性を排除すること
    集計作業は、神奈川工科大学の専用施設を専有し、外部から独立した
    環境で行い、調査票のコピー等が行われないようにしました。

 最後になりますが、入力場所、機材、人員を提供していただいた 神奈川工科大学の河野理事 及び 小平教授には、多大なご協力を賜りましたこと、重ねて厚く御礼申し上げます。