『美術解剖学講座2021』ネット開催のお知らせ
『美術解剖学講座2021』は、「解剖学的視点から人体を描く為の力を付ける画法講座です。
観察するだけでは捉えることが難しい、人体の構造を「美術解剖学的」に認識して、
人体に対する観察力・描写力の向上を目的とし、最終的にアニメーターの仕事に役立てることを意図しています。
全身の筋骨格について頭頂から爪先まで順序よく体系的に学び、
人体の仕組みを理解することで「動き」に対しての曖昧さが減り、
アニメーション表現の特徴である「誇張」や「飛躍」といった部分も、
説得力を持って描くことが可能になります。
本年は、新型コロナウイルス感染症蔓延の状況を鑑み、
昨年同様の形式にて第1回から第4回まで座学によって基礎知識を学び、
残り2回でモデルさんを使って実際に描写します。
講師 |
加藤公太 東京藝術大学 美術解剖学研究室 非常勤講師 順天堂大学 解剖学・生体構造科学講座 助教 博士(美術・医学) twitter: @kato_anatomy(伊豆の美術解剖学者) |
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開催日 |
全6回 第1〜6回 午後1:30〜4:30 開講) 第1〜4回については、ビデオ会議ツールZoom(ズーム)で受講いただきます。 第5〜6回については、現時点ではお集まりいただくことを想定していますが 今後の推移によって延期・中止の可能性もあります。 第1回 06/13(日) 全身を構成する骨の形状を解説する 解剖学の基礎知識を紹介する。全身を構成する骨の形状を学ぶ。 配布資料をもとに要点を書き込みや自分の体で触って確認しながら進めていく。 位置関係をきちんと把握できる様に体幹、 上下肢と医学解剖学並みに系統だった順序で解説を行う。 第2回 07/11(日) 主要な関節の形状と運動方向を解説する 全身の主要な関節の形状と運動方向を理解する。 解剖学的な運動用語と実際の運動の対応関係をつけていく。 アニメーター向けに骨格を簡略化する方法の解説も行う。 第3回 08/08(日) 体表に現れる主要な筋と働きを解説する1 体表から観察できる胴体、肩、腰の主要な筋とその働きを学ぶ。 配布資料をもとに書き込みや自分の体で触って確認しながら進めていく。 位置関係をきちんと把握できる様に体幹、 上下肢と医学解剖学並みに系統だった順序で解説を行う。 第4回 09/12(日) 体表に現れる主要な筋と働きを解説する2 体表から観察できる主要な自由上肢、自由下肢の筋とその働きを学ぶ。 配布資料をもとに書き込みや自分の体で触って確認しながら進めていく。 位置関係をきちんと把握できる様に体幹、 上下肢と医学解剖学並みに系統だった順序で解説を行う。 第5回 10/10(日) 第3回までの講義を踏まえたうえでの実践(男性) 実際のモデルさんをスケッチする。 スケッチを始める前に体表から観察できる解剖学的構造の解説を行う。 主要な関節では可動域を紹介する。 受講生から解説して欲しいポーズのリクエストがあれば対応する。 第6回 11/14(日) 第3回までの講義を踏まえたうえでの実践(女性) 実際のモデルさんをスケッチする。 スケッチを始める前に体表から観察できる解剖学的構造の解説を行う。 主要な関節では可動域を紹介する。 性差について解説する。 受講生から解説して欲しいポーズのリクエストがあれば対応する。 |
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受講料 |
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受講料の支払方法 |
第1〜4回目 受講案内に記載される指定の口座にお振り込みください。 ※ご自身の都合によるお申込み後のキャンセルおよび返金はお受けしておりません。 第5・6回目 当日会場にて徴収 |
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参加資格 | JAniCA会員を優先しますが、残席がある場合には一般画業 (JAniCA 非加入のアニメーターや画業など) も受講可能です | ||||||||
定員 |
第1〜4回目 各回90名 第5・6回目 各回25名 ※応募者多数の場合には、全6回通して聴講される方を優先いたします。 |
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場所 |
第1〜4回目 Zoomによるネット講座 第5・6回目 武蔵野市民会館(JR武蔵境駅北口) 東京都武蔵野市境2丁目3番7号 |
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申込方法 | こちらの「登録フォーム」より申込みをお願いいたします。 | ||||||||
持ち物 |
第1〜4回目 ノート、筆記用具 第5・6回目 クロッキー帳、描画用具 iPad可 |
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担当者 | JAniCA事務局 ※お問い合わせはこちらまでpostmaster@janica.jp |