『アニメーター・演出のためのデジタルツール勉強会』(第3回)アフターレポート
「テレビ局の4K対応の状況等について」
去る5月29日(金)に、放送局におけるアニメ番組の4K対応等についてお話を聞かせていただく
『アニメーター・演出のためのデジタルツール勉強会』(第3回)を某テレビ局のご協力で実施いたしました。
■勉強会の内容の一部紹介
・テレビ局でも4K対応はホットな話題。直近でもメーカーでデモがある。
・4K放送する場合(現行の2Kに比して)広い伝送帯域が必要。
・4K放送のための免許が必要だが、そもそも帯域(チャンネル)が空いていない。
(→参考情報)
・現時点でスカパー、JCOMに4K専門チャンネルがある。
(→参考情報)
(→参考情報)
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・4K放送は「電波を使用する放送」では帯域の理由から難しく、「ネット回線を使用した放送」が主流になるのではないか。
・他放送局などからは「4Kアニメ」の打診があるが、現時点では放送素材がなく、どういうものが適しているのか模索中。
・過去のSD素材は番組サーバへのファイリング時にアップコンしている。
・デジタルリマスタ時に4Kスキャンしている。
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・デジタルリマスタ時にそのまま高解像度にしても、かえってフィルムのゴミのほうが目立ってしまうため、作業は2Kで行っている。
・他社で30分番組を(過去作品を)フィルムから4Kアップコンすると費用対効果が悪い。
・実写は4K化すると情報量が増えるので肉眼の解像度に近くなり臨場感が増すが、アニメの場合は4K化するメリットが分かりづらい。
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・「InterBEE」(最新の放送機器の展示会)で、4K撮影機材等は展示があるが、実際の現場の導入は進んでいないのではないか。
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・NHK技研で8Kのデモがある
(→参考情報)
・4K/8K化については、政策的な意向を感じる。
・日本の場合、2020年のオリンピックにあわせて4K・8K化が進むのでは無いか。
・世界的には、2018年のワールドカップ(ロシア)も起爆剤となるかもしれない。
・パッケージメーカーは4Kソフトについて意欲はあるようですが、詳細は不明です。
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補足注意
なお、本コメントについては、業界や放送局の動向を正確に示すものではありませんのでご注意ください。