■もっとパースを深く知りたい人のための透視図法講座

「もっとパースを深く知りたい人のための透視図法講座(第4回)」アフターレポート

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 この日も素晴らしく良い天気なった12月2日、
三鷹産業プラザで『もっと深くパースが知りたい人のための透視図法講座』が開催されました。
その講座内容のレポートです。



今回も三鷹産業プラザにお世話になりました。
駅近で設備も整っていて、いつも大変助かっております。


そして今回も703号室です。
運営側としてもこの場所での開催は定番になっています。


湯浅先生から配られる資料です。
基本的な透視図法の解説であるPP(ピクチャープレーン)、独自の解説『ユアッサーの法則』、
そして12個の点を取ることでの円(だ円)の描き方、さらに『正方形分度器』なる図等々があります。


今回も講師を湯浅誠さんにお願いしました。
湯浅さんは建築パースの制作会社に務めた経験や小学館でマンガの連載経験もある方で、
現在は『マンガ・アニメで必要になる描き方』を理解した上で『パースの専門家』から見た授業を、
東京デザイナー学院でもされています。 アニメ業界の外から客観的にパースの事を教えてもらうのに最適と考え、 講座をお願いしています。 特に今回は、『アニメ業界に特化した新しい方法』を考案されてきました。


講座は湯浅先生の手元が受講者の方に見えるように、プロジェクターで大写しにして進められて行きます。
先ほど紹介した書類が映されているのが見えるでしょうか?


この様に湯浅先生が描画されているのを投影して、受講者の方に見てもらう形になります。
既にいろんな方法で描画が進んでいる図なので、この内容を一言で説明はできませんが・・・
『レンズの画角による奥行きの変化に対応した描き方』で、それぞれのパースが求められています。


この『レンズの画角による奥行きの変化に対応した描き方』がこれまでにない洗練した方法だったので、
休憩時間にその導き方を聞いているところです。
パースのことをある程度知っていれば理解できる事ではありますが、
ここまで端的に求めることができる方法は今までなかったのではと思います。 素晴らしいです!


これは湯浅先生の本でも書いてある『ユアッサーの法則』を説明されているところです。
同じ立方体を並べて、その一つを回転させる事を想定して、パースの変化を考える独自の方法です。


ここでは自然物の描き方が解説されています。
雲や岩など、一見つかみどころがないものを、立法体空間に入れて考える方法です。


楕円の描き方の解説です。
最初の方の書類にあった『だ円12点法』が使われています。
パースによってどの様な変化があるかが解説されています。


今回の受講者はアニメ業界の方が半分以上。後は社会人の方が受講されていました。
かなり難しい内容で5時間もあった講座なのですが、皆さん大変集中して受講されていました。


 湯浅先生、そして受講者の皆さん、長時間の講座お疲れ様です。ありがとうございました!


講義内容

・透視図法の原理(一点透視)足線法
・透視図法の原理(二点透視)足線法
・人物の移動 3つの方法
・『パースの歪み』に対する3つの方法
・ユアッサーの法則
・ユアッサーの法則 補足事項@
・ユアッサーの法則 補足事項A 画角の割り出し
・ユアッサーの法則 補足事項B 三点透視の概念図
・ユアッサーの法則を使ったM点の解説

※アンケートで寄せられた感想(抜粋)

・今までは大体とか、なんとなくで描いていたものを理屈で書ける様になるのではないかと思えたので良かった。ただ、今回の講座だけで実践できるかは不安なので、家に戻って復習します。
・パースはいつも頭が痛かったのですが、とても分かりやすかったです。
また機会があれば別のところでも講座を受けたいです。
ありがとうございました。
・講座代がもう少し安くなりませんでしょうか。
・頭にすぐ入れこもうとすると少し難しいですが、少しづつでも覚えていけたらと思います。勉強になりました。
・空間に入れこんでキャラクターを描く方法を実践できて良かった。
空間そのものの描き方について、描く順序を教えていただいて有意義だった。

湯浅先生、今回もありがとうございました。
そして皆様、講座の受講、感想、御意見ありがとうございました!


☆参加 無料正会員:2名 賛助会員:1名 一般:2名