「パース・レイアウト講座:応用編 超簡単・画角とアングルのコントロール」アフターレポート
すぐる11月15日、『パース・レイアウト講座:応用編『超簡単・画面と画角のコントロール』』が、ZOOMを使ってネット上で開催されました。そのレポートをお送りします。
今年はコロナ禍のため、ZOOMを使ってネット上で開催することになっています。
パース・レイアウト講座の最後になる応用篇でも、JAniCA事務所にて下の写真のような機材をセッティング&講座配信いたしました。
今回も講師は湯浅誠さんにお願いしています。
湯浅さんは建築パースの制作会社に務めた経験や小学館でマンガの連載経験もある方です。 現在は『マンガ・アニメで必要になる描き方』を踏まえた上で『パースの専門家』から見た授業を、東京デザイナー学院でも受け持たれています。
アニメ業界の外から客観的にパースの事を教えてもらうのに最適と考え、 講座をお願いしています。
講座画像です。湯浅先生の手元が受講者の方に見えるように、用意してもらった手元用のカメラで大写しにして進められて行きます。
湯浅先生が実際にこのように作図されるのが映し出されて、内容の解説がなされて行きます。
(この写真は後で講座を限定的に閲覧可能にしたYoutubeの直撮りの画像です)
こちらが今回湯浅先生が用意された参考資料です。
前回のものとからさらに進化して充実しています。
湯浅先生の意欲をひしひしと感じました。
<講座内容>
・内接円の描き方
・正方形分度器
・倒れる箱
・透視図法(導入)
・透視図法の原理(1点透視)
・透視図法の原理(2点透視)
・アイレベル(EL)と地平線(HL)
・透視図法で描かれた箱が歪んで見える理由
・透視図法のゆがみを軽減する3つの工夫
・魚眼的表現
・視覚的調整
・ユアッサーの法則(ペアスクエアメソッド)
・M点
・3階建てのビル
・いろんな角度のものが混在@(10度、40度、60度、0度)
・いろんな角度のものが混在A(0度、30度、80度)
・いろんな角度のものが混在例@(10度、45度、70度)
・いろんな角度のものが混在例A(10度、45度、70度)
・画角メーター
・M点
・3点透視
湯浅先生御自身の本にも書かれていない高度な内容が多く、また、前回よりも多くの事柄が整理された内容で、5時間にも及ぶ講座でした。
今回の講座の様子は、復習を兼ねて、受講者の方限定、期間限定(11月23日24時まで)で映像を見てもらえるようにしました。
密度の高い講座だったので、理解の助けになると思います。
湯浅先生、そして受講者の皆さん、長時間の講座お疲れ様です。ありがとうございました!
※講座後、アンケートで寄せられた講座の感想(抜粋です)
・一応だいたいわかった気がします。これから色々試してみます
・スターターシートの使い方に慣れて応用できるようになりたいと思いました。
・ピクチャープレーンと画角への理解が深まりました。
・角度を細かく意識して描いてきていなかったので、とても勉強になりました。描くスピードについていけなくて、途中線の迷子になってしまったので後で見直そうと思います。
・長時間に渡りありがとうございました。視野は広がったのですが、私には、非常に難しかったです。一緒に描いてはいたのですが、途中でつまずくと、その先がもう描けなくなっってしまいました。後ほど、映像でしっかり復習したいと思います。宮崎駿さんの消失点の考え方、画角とカメラのレンズの関係、正方形分度器は理解出来ました。普段は、演出様の修正に合わせて描いているので、あんまり画角を意識して描いていないので、今日はきっかけに過ぎない程度ですが、勉強になりました。湯浅先生のことも勉強不足ですので、検索させてもらってから復習に臨みたいと思います。有意義な時間をありがとうございました。
・今年はパース講座に参加して、視野が広がりました。歴史編だけ受けそびれてしまったので、来年も開催していただけると嬉しいです。
※ZOOMでの講座の開催に関しての感想です(抜粋です)
・ZOOM使うのがはじめてでしたが問題ありませんでした。
・音量を上げて大丈夫でしたが、途中で音が小さくなりました。
・手元がよく見えてよかった。
・音声が途中少し小さくなりましたが、自分で音量を上げて解決しました。画面も見えやすくてよかったです。
・湯浅先生の描いているところをカメラでずっと観ることが出来たのは良かったです。プロの方だなと凄い感じました。
☆参加 正会員:1名、無料正会員:6名、一般:9名:賛助会員:2名