「レイアウトのためのカメラ講座」(第3回)アフターレポート
小雨降るあいにくの空の下、
品川のキヤノンマーケティングジャパン株式会社 本社 CANON S TOWERにて
『レイアウトのためのカメラ講座(第3回)』が開催しました。
今回は午前の部、午後の部と受講者を入れ替えて2回開講となりました。
今回も教室からカメラ機材、この講座のための冊子まで御準備していただきました。
本当にありがとうございました!
今回も講師は谷尻さん。
今までも講義内容は『なるべく新人のアニメーター向けになるような講座』をお願いしていましたが、
今回は講義内容がさらに手を入れられたものになっていて、
よりアニメーター向けに判りやすく、しかも要素の濃い内容になりました。
こちらは午前の部の写真です。
レンズの焦点距離の違いによる見え方の変化の解説をしています。
実際にカメラを手に持って、その扱い方、見え方を説明しています。
座学の後、外へ出て、用意していただいたカメラを使って撮影実習です。
レンズの焦点距離の違いによる建物の写り方や距離感の変化を中心に、
谷尻先生に解説を受けながら各自カメラを覗いて写真を撮っていきます。
時間いっぱいまで様々なアングル、レンズを使って写真を撮っていました。
その後教室に戻って、質疑応答をしました。
ちなみにこの写真の時の質問には私(笹木)が答えているのですが、後で考えると間違った返答をしていました。
後日訂正と再解説の連絡をしてお詫びしました。失礼しました…。
ここからは午後の部。
講義内容は基本的には午前中と同じですが、少し説明の仕方やエピソードの使い方に変化がありました。
曇天で屋外が暗くなるのが早く、外での撮影を止めて室内撮影に切替えました。
カメラセンサーの大きさの違いによる画角の差を解説しています。
こちらはレンズ交換の説明をしています。
午前中は何とか雨は上がっていたのですが、
午後はやや日が陰ってきた事もあり、室内での撮影実習となりました。
しかし室内であっても皆さん熱心に撮影をしていました。
その後、質疑応答をしました。
興味深い質問等が出たりして、
受講者の方々のカメラの理解に対する意欲が伝わってきました。
天気は万全ではありませんでしたが、
皆さんのやる気がこちらにも伝わってくる、
とても良い講義になったと思います。
※アンケートで寄せられた感想(抜粋)
・ねらった構図にならなくて、自分の感覚との違いを確認できた。なんとか(カメラを)手に入れようかと思います。
・レイアウトを描いていて、広角、標準、望遠の違いがはっきりしていなかったので、数字でわかったのが良かったです。これから「このレイアウトは(レンズの焦点距離は)何o」と、自分の中で意識してレイアウトを描いていきたいです。
・知っている事もありましたが、基本的な知識を応用してこういうことができるというカメラの使い方を知る事ができて、参加して良かったと思いました。
・非常にわかりやすくものすごく勉強になりました。カメラ初心者には全員受けてほしい程です。マスコットを使って勉強できたのが楽しかったです。
・カメラワークの仕組みと演出意図とが自分の中で結びつきました。あおり、広角、魚眼がよく使われますが、圧縮効果が特に勉強になりました。
・お話を聞いても理解しきれなかったことが、実際に触ってみて良くわかったので、参加できて良かったと思いました。
・専門家の方に教えて頂けることがとても良かったです。
・配布された黒いフレーム、分かりやすくて良かった。一眼カメラにほとんど触れる機会がなかったので、一人一人触れるのも良かったです。
・広角や望遠は、レイアウトを描く際の知識として知ってはいましたが、実際のカメラのレンズやレンズの種類を体験することで、表現の幅やその理解度が深まると思いました。
・このような機会を低価格でやって頂き、誠にありがとうございました。とても勉強になりました。
・なんとなくしか知らなかった「望遠」「広角」について知る事ができてよかったです。自由に撮る事ができてよかったです。また実際に広角、望遠の違いが分かる資料を頂くことができてよかったと思いました。
・今新人しかいない会社に所属しているので、こちらで教えていただいてとても助かります。ありがとうございます。
・ご説明を聞け、その話をもとに実際にカメラに触れたことが勉強になりました。同時にカメラでの撮影が楽しかったです。
谷尻先生、今回もありがとうございました。
そして皆様、感想、御意見ありがとうございました!
☆参加 正会員:1名 無料正会員:8名 賛助会員:1名 一般:7名