■レイアウトの歴史講座

「レイアウトの歴史講座(第4回)」アフターレポート

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8月27日、今年も『レイアウトの歴史講座』が開催いたしました。 場所はこれまでと違って三鷹のThreeEightNineMITAKA。 その様子のアフターレポートです。



今回始めて講座で使うThreeEightNineMITAKAです。


2階の会議室が会場です。


今までと違って横広がりの作りです。
モニターが3台あって、両翼の受講者にも観やすいようになっています。
なっているのですが、しかし…

◯今回の反省点◯
しかし今回、思いもかけない事が起こりました。
何と今回用に持参したHDD録画再生機、そのリモコンを私が忘れてしまったのです!
(全くもって間抜けな話です…)
受講者の皆様に参考映像を観る事ができない事、
参考映像の内容の解説のみになってしまう事をお伝えして、
講座を続けさせて頂きました。
しかし解説のみではやはり伝わらない所があったと思います。
講座後のアンケートでも「映像がなければ意味が無い」
「映像が見たかったので、ぜひ同じ内容でもう一度やって下さい」等々感想を頂きました。
受講された皆様、改めて御詫び申し上げます。
完全な形での講座ができず、申し訳ありませんでした。

この件に関して、「受講された方のうち希望される方に、改めて参考映像と共に解説する場を設けよう」と考え
補講を開講いたします。もう一度時間をさいていただく形で申し訳ありませんが、
「改めて見てみたい」と思わている受講者の皆さん、良かったら御参加下さい。

また、アンケートでは「ホワイトボードも用意しておくべきだった」という声も多数頂きました。
これも手違いで用意していませんでした。
ちゃんと借りておくべきでした。申し訳ありませんでした。


上の写真のように手元の紙に描いてお見せしましたが、
これでは大変見づらかった事と思います。
これも反省しております。


参考映像抜きの解説が終わり、後半は手元の資料を基にした講義です。
平面構成や垂直線の認識の問題まで、
主にパース以外のレイアウトの問題をポイントを絞ってお話しました。


ほぼ5時間の講座でしたが、終了時に拍手をいただきました。
受講者の皆様、大変なミスがあったにも関わらず、
長時間の講座を最後までお付き合い頂いて、本当にありがとうございました。

◯講座の内容

・本来、参考映像を交えながら「レイアウトの歴史」の解説を入れる形式だったのですが、 上記のように映像を見る事ができなかったので、前半は映像無しで解説のみの講義となりました。 そのため「レイアウトの歴史」の解説の方に時間的余裕が有り、いつもよりもやや詳しく解説しました。
・後半は配布した資料を元にして、『平面構成』『キャラクター定規から作る空間』『空間を手掴みするアイデア』 『認識とパースの違いの問題』『奥行きの求め方』等を解説しました。

皆様、長時間大変御疲れさまでした!

※講座内で使用した資料はこちら(pdf形式)
※上記に含まれない資料は、こちらの『スキルアップ講座』から『レイアウト講座』→『レイアウトの歴史講座(第1〜3回)配布資料』を御覧下さい。

※アンケートで寄せられた感想(抜粋)

・難易度は高いですがとても良かったです。
・全体的に良かったです。一般論と個別的考えが歯切れが悪い部分でもやっとしたので難しかった印象でした。
・最近のアニメの歴史しか知らなかったので、70年代頃の歴史も勉強できたので良かったです。
・笹木さんの感想というか物の見方、考え方はいつ聞いても楽しいです!
・JAniCA 保険で超々助かっているので今後も何卒…!!
・カメラについて知識が不足していたので理解できない点が多々あった
・映像が見れなかったのは残念でしたが、それ以上に講義が大変面白くて良かったです。パースの考え方を基として、レイアウトをデモンストレーションの様な形で実際描いて映写していただくとさらに素晴らしいものになると思います。
・なんとなくなのですがレイアウトの基礎的なものがわかった気がします。経験談等聞けて良かったです。
・資料映像が見られなかったのが残念
・テキスト資料とスポーツファインダーが手に入って嬉しい
・ディレクターズファインダーが見られて良かった
・ホワイトボードに描いてほしかったです
・前半・参考映像が見れないと全く意味がない。映像と説明があってなりたつ講座だと思う。準備不足だと思う。あと黒板が無いのも準備不足です。 描いて説明するならば、きちっとみんなが見れるもので説明していただきたい。せっかく休日を返上してこちらの講座にきたのに、良かったと思えない。 後半・資料を元に説明はとても良かった。空間認識の説明も面白かった。 ただ、時間が少し長いのではと思いました。集中力もなかなか続かないので…
・映像が見られなかったのは残念。ホワイトボードでの説明は必要だと思います。
・アニメの歴史の中でも大事になってくる作品をあまり知らなかったので、今回色々な作品をしれて良かったです。
・思った以上に丁寧に深く知れた。新人にとっては、少しスピードが速く感じたところもあったので、何点かにしぼった講座があるとありがたい
・現在、新人の動画マンで今後の為になればと思い参加させていただいたのですが、基本的なことから発展した考察などとても為になる時間でした。
・映像資料を見れなかったのが残念でした。タイムテーブルも紙の資料としてほしかったです。
・今後の活動にも期待しております。TVシリーズの演出をしているのですが、すぐに役立つ知識ばかりでとても勉強になりました。ありがとうございました。
・映像が見たかったので、ぜひ同じ内容でもう一度やって下さい
・どうやったらJAniCAに入会できるのかわかりにくい
・映像が見れなかったのがやはり残念ですが大体自分は見ていたので大丈夫でした。内容は解りやすかったと思います。
・前日辺りにメールが来るとありがたいです。
・為になる話が沢山聴けて良かったです。アニメーターの方はすごく考えてレイアウトを描かれているんだな、と思ったんですが、それだけ考えて作業する時間がスケジュール内で確保されているのか、大変そうだなと思いました。
・絵コンテやボードからレイアウトを描く講座とかあると嬉しいです。
・画角や焦点距離について詳しく知る事ができ、とても役に立つと思いました。
・映像が観られなかったのは残念でしたが、貴重なお話を聴けて良かったです。後で個人で映像を確認したいと思います。
・映像トラブル、本当に残念でした。観ながら講座受けたかったです。個人的には田中達之さんの資料が大変興味深かったので、復習したいと思います。「キャラクター定規」の考え方はレイアウトをはじめてチェックを受ける際、真っ先に受けた事だったので、なんとなくうれしかったです。
・質疑応答できれば良かったのですが、パースの奥行き感の話、もう少し聞きたかったです。次回パース講座、参加できればと思います。本日はありがとうございました。
・今まであいまいだったことのりんかくが少しはっきりしてきた感覚になりました。まだ勉強不足なのですべてを理解!というわけではないと思いますが、受ける前と後ではパースに対する認識がだいぶ変わった感じがあります。ありがとうございました。
・制作も会員になれるのでしょうか。入会ページにはなかったと思うので案内などあったら知りたいと思いました。
・すごく勉強になりました!!練習方法、課題などがもっとあると嬉しいです。
・認知的な知覚についての考え方を聞く事ができてとても参考になりました。
・レイアウトの決定についてどのような試行錯誤をするのか、興味があります。また、日本のアニメーションにあったコンピューターの導入について考えている
・今まで何となく感じていたけれど言語化できなかった部分が多く消化できました。また、わからないけれど、どこがどうわからなかったのか、順々にお話を聞いていくうちにそれらも浮かんで、解消され、と、実になる知識となったと感じました。説明も丁寧で丁度良い早さでした。
・頂いた資料をまた読み直して、改めて勉強しようと思います。ありがとうございました。
・参考ビデオが見られなかったのはとても残念でした。解読していただけると漠然としていた事が明確になりますので。後で該当の動画を探してみます。

皆様、感想・御意見ありがとうございました!

☆参加 正会員・無料正会員:14名、賛助:2名、一般:29名

〇補講

 上記の様に、8月27日に行われた『レイアウトの歴史講座』では、機材の準備ミスにより参考映像を見てもらえないという事態になってしまいました。
 アンケートでも「参考映像を見たかった」という声が多数あったことを受け、本来見てもらうはずだった映像を改めて見てもらう場を補講として実施する事にいたしました。
 場所は秋葉原JAniCA事務所。日時は9月10日と30日に開催しました。
 10日の受講者の方は5名。30日の受講者の方は4名。JAniCA事務所の広さではこれ人数位が丁度いいところです。
 改めて参考映像を見て頂いて、解説しました。



10日の授業の様子です。参考映像を見てもらってます。


30日の様子です。10日と机配置を変えています。


 また、人数が少ない事もあってか本講座より質問も多く頂きました。できる限り御答えしましたが、多少でも参考になれば幸いです。
 どちらの補講も時間を押してしまってかなり長時間の講座になりました。参加された皆様、お疲れ様です。ありがとうございました!

※本講座が使用する映像は著作権法に準拠し、引用の範囲で素材を使わせて頂いています。