■実践的パース・レイアウト講座

「実践的パース・レイアウト講座」(第7回)アフターレポート

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すぐる10月18日、『パース・レイアウト講座:実践編』が、ZOOMを使ってネット上で開催されました。そのレポートをお送りします。


今年はコロナ禍のため、ZOOMを使ってネット上で開催することになりました。
そこで、JAniCA事務所にて下の写真のような機材をセッティング&講座配信いたしました。
今回ZOOM配信は4回目。機材やその組み方に少しづつ積み上がった発展があります^^


講師は『ファースト・スクワッド』『クロスアンジュ 天使と悪魔の輪舞』『D.Gray-man HALLOW』『聖闘士星矢: Knights of the Zodiac』の監督、芦野芳晴さん。
今回も『パース・レイアウト講座:実践編』の講師をお願いしました。


課題のコンテと参考設定です。
このコンテが14カットあって、その1カットづつをラフレイアウトの形で描いてもらい、同時に芦野さんがその絵における三点透視から見た問題の解説をしてもらうーという内容です。


講座内ではこのように芦野さんが参考に描かれる手元の映像も配信しました。
今までの実践編ではこのような視点のカメラは使っていなかったので、より具体的に参考になったのではと思います



講義内容

絵コンテ形式で14カットある課題を、受講者の方に1カットづつラフレイアウトの形に描いてもらい、同時に芦野さんがその絵における三点透視から見た問題の解説をしてもらうという内容です。
以下はそのカットの題名です。
1:部屋の中のバストショット
2:上の面が見える正六面体
3:部屋の中の4人
4:ローアングル、野外の二人とその他の人々
5:アオリの部屋の中の二人
6:ハイアングル、屋外の3人
7:フカンで部屋の中の4人
8:斜めアオリの倒れている人、見下ろしている人
9:斜めフカンの部屋の中の2人
10:正面の壁のドア
11:ビル屋上に立つ人。30階建てと5階建ての違い
12:テーブル上のカップのグラス
13:車のタイヤ
14:公園の地面など不定形なもの

いつもなら受講者の方に描いてもらう時間を具体的に取るのですが、今回は目の前に受講者の方がいないので、間が取りにくく、芦野さんとしては課題を説明後、かなりそのまま解説&参考画の描写に入られる形になりました。
受講者の方が描く時間が少しタイトになった様に思いますが、芦野さんの解説自体はいつもよりたっぷり語っていただけました。
皆様、長時間の講座、お疲れ様でした!、ありがとうございました!

※講座後、アンケートで寄せられた感想(抜粋です)

・悪い例の絵を描いていたので気を付けようと思いました。スマホで円の見え方を確認したいと思います。
・今日はありがとうございました。芦野先生の描いているところを、こんなに長時間見る事が出来て、勉強になりました。まだまだ、教えて頂いた事、芦野先生の知識のごく一部だと思われますがありがとうございました。私も頑張って描いてましたがスピードが追いつきませんでした。ドアの話、とても納得がいきました。時々描くことがありますので、早速実践してみます。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。
・難易度が高く後半は苦労しましたが、とても勉強になり面白かったです。手持ちの本を読みなおしてからまた復習したいと思いますので、可能であれば録画を見直したいと思います。(講義中に先生が描かれた絵がもし資料としてあればそれも拝見したく思います)ありがとうございました。
・大学生のうちからアニメーターの仕事に触れたいと思って夏に都内某スタジオのインターン(?)研修プログラムに申し込んだのですが、書類を通ったところで審査が頓挫し、その後連絡も取れなくなり困ってしまいました。学業の傍らに見習いができる環境の紹介などがもしありましたら是非教えて頂きたいです。

※講座後、ZOOMでのリモート講座の感想(抜粋です)

・あまりパソコンを使わないので更新プログラムが発動して焦りました。
・思ったより紙を使いましたので、不足することなく、自室で受けられて良かったです。先生の描く線の音もよく聞こえました。
・音声・動画の乱れが全然無く先生の手元がきれいに見えてよかったです。


皆様、アンケート・感想ありがとうございます!
芦野様、長時間の講座お疲れ様でした。ありがとうございました!


☆参加者
無料正会員:3名、一般:3名
ただし「当日は講座参加が無理なのだが、後日視聴したい」という要望があり、講座申し込み手続きされた方には全て、一定期間内で講座記録をネット視聴可能にしました。
この場合、無料正会員:4名、一般:3名、賛助会員:2名となります。