『美術解剖学講座2019』開催のお知らせ
『美術解剖学講座2019』は、「解剖学的視点から人体を描く為の力を付ける画法講座です。
観察するだけでは捉えることが難しい、人体の構造を「美術解剖学的」に認識して、
描写力を養い、仕事に役立てることを意図しています。
人体の仕組みを理解することで「動き」に対しての曖昧さが減り、
アニメーション表現の特徴である「誇張」や「飛躍」といった部分も、
説得力を持って描くことが可能になります。
本講座では、女性モデル(理学療法士)による、身体に触って・身体に描き込んで学ぶ講座です。
今回は【関節】に特化してその構造、動き方や見え方の特徴について5回に渡って学んでいきたいと思います。
・アニメーターが必要とする基礎的な人体の形態や構造に関する知識と描写力を身に付ける
・骨格や筋肉が体表の形状をどのように形成するかを観察し描写する
・どのような仕組みで運動や動作を引き起こすかを観察し描写する
開催日 |
全5回 (各回 午後1:30〜4:30 開講) 第1回 04/28(日) 全身を構成する関節の種類と解説 全身を構成する各関節の可動域・運動方向を知る。モデルの動きを観察し、また実際に触れることで理解を深める。受講生自身も一人で描写している時でも自分の身体を使って関節の動きを確認できるようアプローチを習得する。 第2回 05/26(日) 関節可動域・筋肉の動き方の特徴と解説(上半身編) 関節の可動域に伴う筋肉との連動性を確認する。2つ以上の関節が動くと可動域がどのように変化するかも確認する。 第3回 06/23(日) 関節可動域・筋肉の動き方の特徴と解説(下半身編) 関節の可動域に伴う筋肉との連動性を確認する。2つ以上の関節が動くと可動域がどのように変化するかも確認する。 第4回 07/28(日) 第3回までの講義を踏まえたうえでの実践(静止) 実際のポーズをスケッチする。モデルはポーズの解説(関節の動き、重心や力の分布など)を行う。その間、触れる・描く・モデルに描き込む等のアクションは自由とする。 受講生が解説してほしいと考えているポーズを事前に聴取し、講義で実際にそのポーズをしながら筋肉の使い方や関節の動きを説明することで理解を深める。 第5回 08/25(日) 第4回までの講義を踏まえたうえでの実践(動作) モデルは【椅子からの立ち上がり動作】に焦点を絞り、動作を反復する。人が座位→立位になる時に、関節にどのような動きがどういったタイミングで起こっているかに着目して観察しスケッチを行う。また、人が動作をする時に起こる重心移動についての説明も関節運動と密接にかかわっているため、あわせて行う。 |
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場所 |
武蔵野市民会館(JR武蔵境駅北口) 東京都武蔵野市境2丁目3番7号 |
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講師 | yu(美術モデル) | ||||||||
受講料 |
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参加資格 | JAniCA会員を優先しますが、残席がある場合には一般画業 (JAniCA 非加入のアニメーターや画業など) も受講可能です | ||||||||
申込方法 | こちらの「登録フォーム」より申込みをお願いいたします。 | ||||||||
定員 | 25名 ※応募者多数の場合には、全5回通して聴講される方を優先いたします。 | ||||||||
担当者 | JAniCA事務局 ※お問い合わせはこちらまでpostmaster@janica.jp |
yu (美術モデル)
2009年 美術モデルとしての活動開始。デッサン、クロッキー、
写真など幅広く活動する。
同年、美術モデルhiro氏に出会い【美術解剖学】という学問があることを知る。
その後、理学療法士として身体に関わる立場から、アトリエROJUEで
開催される【美術解剖学講座 筋肉と骨】でhiro氏のアシスタントを務める。
以降、2011年より名古屋造形大学、CHELSEA ART、浜松水彩協会などで、
自分の身体を使いながら美術解剖学講座を開催する。
現在は東京でリハビリやボディケアを行う傍ら、モデルとしては不定期で活動中。
医療の知識を取り入れ、五感を使い身体への理解を深める活動をしている。